SEMとは?SEOとの違いや分析方法、マーケティング戦略を解説

2022年7月21日

Webサイト運営において「SEO」は重視される傾向にあります。それでは「SEM」という言葉を理解している人はどのくらいいるでしょうか?

SEMはSEOと同じくらい重要な施策のひとつです。Webサイト運営だけでなく、関連するマーケティングにも関わってくるため、Web担当者は押さえておかなければなりません。

そこで今回は、マーケティングやWebサイト運営初心者に向けて、SEMを徹底解説します。リスティング広告との違いやSEM広告の効果的な使い方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

SEMとは?意味や略を解説

SEMの特徴

  • 検索エンジン上で行うマーケティング手法
  • SEMの施策としてSEOとリスティング広告がある

SEMとは「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)」の略で、SEOやリスティング広告などを検索エンジン上で行うマーケティング手法を意味します。

SEOやリスティング広告と混同されがちですが、SEMは大枠のマーケティングとして位置付けられています。

SEM
SEO リスティング広告

表にすると、SEMの中にSEOとリスティング広告が含まれているイメージです。

検索エンジンからWebサイトへのユーザーを増やすマーケティングの総称をSEM。その施策としてSEOとリスティング広告が活用されています。

SEOとの違い

SEOの特徴

  • 検索エンジンの上位表示を目指すための施策
  • ユーザーに寄り添ったWebサイト運営がSEO攻略の近道

SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索エンジンの上位表示を目指すための施策です。

検索エンジンで上位表示すると、Webサイトの訪問者が増え、売上が立ちやすくなります。Webサイト運営において、商品やサービスの売上は最も重要な指標です。

そのためWebサイト運営のSEOには、力を入れなければなりません。キーワード選定やサイトの滞在時間、コンテンツの質など、ユーザーに寄り添ったWebサイト運営がSEO攻略の近道です。

検索エンジンのアルゴリズムは日々変化しています。「有効な施策はコレだ」と断言できるものはありませんが、ユーザーファーストで運営を続けていくことが大切です。

リスティング広告との違い

リスティング広告の特徴

  • 検索エンジンの検索結果に連動して掲載される広告
  • クリックされると広告費用が発生する仕組み
  • メリットは購買意欲の高いユーザーにリーチできる点

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して掲載される広告です。検索連動型広告やPPCとも呼ばれています。

例えば、ユーザーが検索エンジンで「東京 旅行」と検索すると、検索結果の上部や下部に「東京 旅行」に関連した記事へのリンクを表示できるイメージです。

リスティング広告は、クリックされると広告費用が発生する仕組みです。代表的なものとして「Google広告」は「yahoo!検索広告」があります。

リスティング広告のメリットは、購買意欲の高いユーザーにリーチできる点です。検索キーワードをうまく設定すれば、大きく売上を伸ばせる可能性があります。

SEOとリスティング広告は何が違う?

SEOとリスティング広告の違いは、表にすると分かりやすいです。

SEO リスティング広告
即効性(反映されるスピード) 早い 遅い
費用 無料 有料
クリック率 高い(上位表示した場合) 低い
タイトルやリンク先などの設定 自由にコントロール可能 1回設定するとコントロール不可

SEOとリスティング広告は仕組みが違います。

SEOはWebサイトを改善して検索エンジンからの評価を上げるものリスティング広告は広告費をかけて検索結果に表示するものです。

両方の特徴を理解して、Webサイトへの訪問者を増やしていきましょう。

SEOとリスティング広告をどう使い分ける?

SEOとリスティングをうまく使い分けることで、より高いマーケティング効果を期待できます。

ではどのように使い分ければいいのでしょうか?おすすめの使い分けをまとめてみました。

効果的な使い分け

  • 短期で結果を出したい:リスティング広告
  • 中長期で伸ばしていきたい:SEO

短期的に集客したいのであればリスティング広告がおすすめです。例えば、期間限定のキャンペーンや季節限定の商品を打ち出したい場合、すぐに検索結果に反映させなければなりません。ただし、毎年同じキャンペーンや商品を宣伝するのであれば、同時にSEO対策をしておくとより効果的です。

中長期で伸ばしていきたい場合はSEOが効果的です。検索結果で上位表示されるとクリックされやすく、大きな成果を上げられます。必ず上位表示できるとは限りませんが、Webサイトを改善してユーザーの満足度を高める施策として、必ず取り入れましょう。

SEMで成果を出すためのポイント

ではSEMマーケティングで成果を出すためには、どのような施策を打ち出せばいいのでしょうか?

そこでSEOやリスティング広告において、重要なポイントを3つ解説します。大切なマインドの部分でもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

SEMのポイント

  • 目的を明確にする
  • ターゲットを選定する
  • 統計・解析してPDCAを回す

目的を明確にする

まずはWebサイト運営の目的を明確にしましょう。目的とは「実現したい内容」「ゴール地点」と言い換えることもできます。

  • 商品の購入につなげたい
  • PVを増やして認知度を上げたい
  • サービスの宣伝コストを下げたい

このように目的を設定すると、やるべき施策が見えてきます。

SEOで伸ばすのか、リスティング広告を打つのかも明確になるでしょう。またチームの意識や行動もまとまるため、効率よくWebサイト運営ができるのもメリットです。

ぜひ目的を話し合って、どのような施策を打ち出すのか考えてみてください。

ターゲットを選定する

Webサイト運営では、ターゲットを明確にすることが大切です。特に競争が激しいキーワードやジャンルほどターゲット選定は細かく行いましょう。

ターゲットを絞ると、より刺さりやすいコンテンツを作成できます。単に「男性」だけでなく「30代」「独身」「東京都在住」「趣味は野球」など、細かく設定することが重要です

例えば、ダイエット食品を宣伝する場合、「独身男性」と「既婚男性」ではアプローチが異なります。

既婚男性に対しては、奥さんが作る料理を邪魔しない食品をおすすめしなければなりません。逆に独身男性であれば、ダイエット食品1食で食事を完結できるものでいいでしょう。

このように、ターゲットを選定すればよりユーザーに刺さりやすい施策が打てます。

統計・解析してPDCAを回す

Webサイト運営で得たデータを元に、PDCAを回すことが大切です。

PDCAとは、

  • Plan(計画)
  • Do(実行)
  • Check(評価)
  • Action(改善)

の頭文字を取ったものです。

まずはSEOやリスティング広告の「Plan(計画)」を立てます。そして施策を「Do(実行)」。

そこで得た統計を解析し「Check(評価)」します。そして「Action(改善)」を行い、最初の「Plan(計画)」を練り直します。

このように、PDCAを回すことでよりWebサイトの品質が上がっていきます。

SEMでマーケティングを加速させるならtami-co

SEO対策やリスティング広告を打ち出しても、なかなか成果が上がらない人もいるのではないでしょうか。

特に担当者の使えるリソースが少ないと、リサーチや執筆の時間も減っていきます。

そんな時におすすめなのが、コンテンツマーケ・コンテンツSEO対策ツール「tami-co」です。

tami-coは2時間以上かかるリサーチや分析の時間をわずか3分に短縮。作業の効率化ができます。

その他にも、Webサイト運営に役立つ機能を備えています。

tami-coの特徴

  • 順位を取得すべきキーワードを分析
  • タイトル・見出し用KWDを提案
  • 自社・競合の順位調査
  • 検索結果の傾向分析

tami-coを活用すれば、SEMの知識がなくても効果的なマーケティングが打ち出せます。

業務を効率化したい人だけでなく、マーケティングに行き詰まりを感じている人にもおすすめのツールです。

 

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まとめ:SEOとリスティング広告を強化しよう

SEMマーケティングに欠かせないSEOとリスティング広告。まずはWebサイトの方向性を定め、使い分けをしながら施策を打ち出すことが大切です。

特にSEOはWebサイトの中長期運営に欠かせません。ユーザーを第一に考えてコンテンツ作成をし、魅力的なWebサイトを作り上げていく必要があります。

最も大切なのは目的を決めること。その上で、ユーザーの悩みに寄り添っていけばきっと成果は上がるはずです。

それでは本記事を参考に、SEOとリスティング広告を強化してみてください。

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