CTR(クリック率)とは?Web広告のクリック率を改善する5つの手法

2022年7月20日

CVR(コンバージョン率)は、Webマーケティングに必要な指標のひとつです。しかしCVRについて詳しく知らない、どんな時に使うのか分からない、という人もいるのではないでしょうか。

CVRが理解できれば、Webサイトでどのくらいの成果を上げているのか数値で表せます。メディア運営や広告運用をしている人は、必ず覚えておきたい指標です。

そこで今回は、マーケティング初心者に向けてCVR(コンバージョン率)を徹底解説します。CTRやCPAとの違いやCVRを上げるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

CVRとは?

CVR(コンバージョン率)は、Webサイト運営に欠かせない指標です。これからマーケティングを勉強する人は、必ず覚えておかなければなりません。

そこでまずは、CVR(コンバージョン率)の意味や定義、計算式を解説します。

CVR(コンバージョン率)について

  • CVRの意味や定義
  • CVRの計算式

CVRの意味や定義

CVR(コンバージョン率)は、英語で「変換」「転換」を意味する言葉です。「Conversion Rate(コンバージョンレート)」の略で「CV率」ともいわれます。

マーケティングにおいて、Webサイトにアクセスしたユーザーが、どのくらい商品を購入や申し込みをしたかの割合を表す指標です。

例えば、ECサイトであれば予約や問い合わせ、不動産会社であれば資料請求や申し込みが該当します。

そのため企業では、CVR(コンバージョン率)を目標に設定しているところも多いです。あなたがもしWebサイトの担当者であれば、必ずCVRに重点をおいて運用を行わなければなりません。

CVR(コンバージョン率)の計算式

CVR(コンバージョン率)は、以下の式で求めることができます。

コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100 = コンバージョン率(%)

Webサイト運営であれば、以下の式を使います。

コンバージョン数 ÷ 訪問者数 × 100 = コンバージョン率(%)

例えば、Webサイトに月間1,000人のユーザーが訪問し、10個の商品が売れたとします。

10 ÷ 1,000人 × 100 = 1(%)

このように、CVR(コンバージョン率)は1%ということが分かります。

ちなみに、一般的なCVR(コンバージョン率)は、2%前後です。ただし資料請求や無料お試しなどハードルが低いものは、10%になることもあります。

CTRやCPAとの違い

CVRに似た言葉に、CTRとCPAがあります。どちらもCVRに関わる言葉ですが、意味合いや使い方が異なります。そこでCTRとCPAについて解説します。

CVRと似ている言葉について

  • CTRとは
  • CPAとは

CTRとは

CTR とは、「Click Through Rate 」の略で、クリック率を意味します。

ユーザーに表示された回数(インプレッション数)に対して、何回クリックされたかの割合を表すものです。

CTR(クリック率)は、以下の式で求めることができます。

クリック数 ÷ 表示回数(インプレッション数) × 100 = CTR(%)

例えば、Webサイトに月間1,000人のユーザーが訪問し、広告を100回クリックしたとします。

100 ÷ 1,000人 × 100 = 10(%)

このように、CTR(クリック率)は10%ということが分かります。

CTR(クリック率)は、クリックされた割合を表すものです。その先に、申し込みや購入をした割合のCVR(コンバージョン率)があると覚えておくといいでしょう。

CPAとは

CPAとは「Cost Per Action」の略で、CV(コンバージョン)1件あたりにかかった広告費用を表す「顧客獲得単価」を意味します。

CPAが低いほど効率良く広告運用ができている証拠です。逆にCPAが高いと、費用対効果は低いといえます。

CPAは、以下の式で求めることができます。

広告費 ÷ CVR(コンバージョン率) = CPA

例えば、1000万円の広告費に対して、400件の資料請求があったとします。

1,000万円 ÷ 400 = 25,000円

このように、1人あたり25,000円のコストがかかっていると分かります。

どんなにCVR(コンバージョン率)が良くても、売上が広告費を下回ったら赤字になります。そのため、黒字になるようにCPAの目標値を決めておくことが大切です。

CVRはマーケティングにおいて重要な指標

CVRが重要な理由

  • 売上に直接つながっている
  • Webサイトの改善点が明確になる
  • 集客方法を模索できる

CVR(コンバージョン率)は、Webサイト運営において特に重要な指標です。

なぜなら、CVRは売上につながっているものだからです。商品購入にしろ、資料請求にしろ、CVR(コンバージョン率)が高ければ、それだけ売上が高くなります。

例えば、Webサイト内のページ別にCVRを計算すると、どこを改善すべきか明確になります。またCVRが高いにもかかわらず、CPA(1件あたりにかかった広告費用)が高ければ、集客方法に問題があると考えられます。

要するに、CVR(コンバージョン率)を上げれば上げるほど、Webサイトの成果は高くなっていくということです。

CVR(コンバージョン率)を上げるポイント

ではCVR(コンバージョン率)を上げるには、どうしたらいいのでしょうか?

そこで、効果的な施策を5つ紹介します。どれもWebサイト運営に欠かせない施策ですので、ぜひ実践してみてください。

CVR(コンバージョン率)を上げる5つのポイント

  • Webサイトや広告に合ったユーザーを集客する
  • SEO対策を施す
  • コンバージョンまでの導線を見直す
  • サイトマップの改善
  • キラーページの作成

Webサイトや広告に合ったユーザーを集客する

大前提として、Webサイトや広告に合ったユーザーを集客することが大切です。

アクセスが多くてCV(コンバージョン)しない場合、興味のないユーザーが集まっているのかもしれません。まずはどんな属性を持つユーザーに購入してもらいたいか考える必要があります。

そこでおすすめなのがペルソナの設定です。ペルソナとは、ターゲットとする架空の人物像のことです。

例えば、不動産投資の資料請求のCVR(コンバージョン率)を上げることを目標とします。

すると「30代」「年収800万円以上」「独身」「大企業」など、ペルソナを設定すると、Webサイトのコンテンツ作成に役立ちます。

アクセスは減るかもしれませんが、興味のあるユーザーだけが訪問してくれるため、CVR(コンバージョン率)は大幅にアップします。

SEO対策を施す

Webサイト運営においてSEO対策は必須です。

どんなにCVR(コンバージョン率)が高いLP(ランディングページ)を作ったとしても、訪問者が少なければ売上は立ちません。

だからこそ、検索エンジンで上位表示するためのSEO対策も考えておく必要があります。

検索順位は、WebサイトがGoogleやYahooなどの検索エンジンによって分析され、より高い評価を得たページが上位に表示されます。

キーワードや被リンク、内部リンクなど、さまざまな要素を改善しながらSEO対策を施しましょう。Webサイト運営をしている人は、SEO対策についても勉強しておくことが大切です。

コンバージョンまでの導線を見直す

CVR(コンバージョン率)が低い場合、導線が整っていない可能性があります。どんなに良い商品であっても、購入や申し込みまでたどり着かなければ意味がありません。

Webサイトにおける導線は、訪問したユーザーに対して、コンバージョンまでの道を歩きやすくする経路作りです。

現代では多くの情報が溢れているため、ユーザーはWebサイトに訪問してから3秒で「読み進める」「離脱する」かを決めます。

だからこそ、ユーザー目線で導線を整えなければなりません。

  • 文章の構成
  • ボタンの配置
  • サイトの配色
  • 訴求方法

導線は、さまざまな要素によって作り上げていきます。

アクセス解析ツールやヒートマップなどを利用して、導線の改善に努めてみてください。

サイトマップの改善

サイトマップとは、Webサイト全体の構造を分かりやすく一覧でまとめたものです。

サイトマップには2種類あります。

  • XMLサイトマップ
  • HTMLサイトマップ

XMLサイトマップは、検索エンジンのクローラーに対して、ページの内容を伝えるものです。サイトマップが整っていると、クローラーが巡回しやすくなります。するとコンテンツの公開から反映までのスピードが上がり、ユーザーからの認知度も上がります。

HTMLサイトマップは、検索ユーザー向けのサイトマップです。ページ数が多いWebサイトになると、訪問者数も増えていきます。そこにサイトマップを設置しておけば、ユーザーが迷うことなく、目的のページにたどり着けます。

特に最近は、スマホでアクセスするユーザーが多いです。そのためページ一覧を簡潔にまとめたサイトマップは重宝される傾向にあります。

キラーページの作成

キラーページとは、商品やサービスを売り込むためだけに特化したページです。

いわゆるCVR(コンバージョン率)を追求したページで、ランディングページやセールスページ、セールスレターとも呼ばれています。

Webサイト運営では集客のために、多くのコンテンツを投下します。その上で、Webサイト内にキラーページを用意しておけば、CVR(コンバージョン率)も上がっていくでしょう。

まずは集客コンテンツを作成して、キラーページに流入させる導線を整えます。その上で、キラーページを作成してください。

キラーページでは、

  • 魅力的なタイトル
  • 文章の構成
  • 読者を惹きつけるコピー

などが重要視されます。

集客ページのSEO効果が高いのであれば、キラーページにはSEO対策をせず、CVR(コンバージョン率)に特化したコンテンツを作るのもありです。

ぜひキラーページを作成して、CVR(コンバージョン率)アップに努めてみてください。

Webサイトの内部構造の改善にはtami-co

tami-coを活用するメリット

  • 2時間以上かかる分析・調査をわずか3分で完了
  • SEO対策のアドバイスを行ってくれる
  • 競合調査をもとに施策を提示してくれる

WebサイトのCVR(コンバージョン率)を上げるには、サイト内部の改善が必要です。

サイトマップや内部リンク、キーワードなど、複数の要素を積み上げていかなければなりません。

しかしWebサイトの改善には、基礎知識と膨大な時間が必要です。担当者が多ければいいですが、少人数だと手に負えない場合があります。

そんな時におすすめなのがコンテンツマーケ・コンテンツSEO対策ツールの「tami-co」です。

tami-coでは、Webサイトにおける分析や調査を自動化。2時間以上かかる作業をわずか3分で完了してくれます。

キーワードや見出しの提案や競合サイトの順位調査なども行ってくれるのがメリットです。業務の効率化だけでなく、SEO対策のアドバイスをしてくれるので、社内ライターだけでなく、外部ライターへの依頼も容易になります。

ぜひtami-coを活用して、CVR(コンバージョン率)アップを目指してみてください。

まとめ:CVR(コンバージョン率)の改善に取り組もう

CVR(コンバージョン率)を上げるには、さまざまな要素を改善しなければなりません。特にWebサイト運営のCVR(コンバージョン率)の難易度は、年々上がっています。

まずは、どんなユーザーを集客するか明確にし施策を打つことが大切です。そしてCTRやCPAの目標値を決めて、赤字にならないように運用していく必要があります。

大切なのは、ユーザーのニーズを考え抜くこと。ユーザーに価値のあるコンテンツを作り続ければ、商品やサービスの売上はついてくるはずです。

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